人生の「起承転結」

木 旧暦 3月18日 友引 戊午 七赤金星 V16 Elias Elis Skärtorsdagen 23808日目

高校時代の恩師である森先生はどうも僕のブログをしばしば読んで下さるらしい。そのことをうすうす知ってゐるので、先生は僕が故郷に帰ってゐることを既にご存知である可能性もある。それで恐る恐るメールを差し上げてみたら、はたしてご存知であった。それで急遽、今日、福井でお会ひした。先生の教え子は全部で何千人居るか分からないが、1対1でお会ひするのは恐れ多いことである。しかし、さういふことを口で言ひながら、実際は会ひに出かけるのが僕の本当は図々しいところでもある。久しぶりに会った先生は落語や川柳のをかしみに通じる妙を発揮されるのであった。お話の中に、人生には誰も「起承転結」があるものだと言はれた。それでそのお話を後で自分のことに当て嵌めてみた。学校を出るまでが「起」、就職してからが「承」、会社を辞めてスウェーデンに渡ったのが「転」と言へる気がする。すると、定年を迎へた今は「結」に入ったと言ふことになる。何だか貧弱な「結」になりさうであるが、尻込みせずにしっかり頑張りたいと思ったことである。