聖木曜日

2019-04-18 (木)(平成31 年己亥)<旧暦 3 月 14 日>(仏滅 乙酉 七赤金星) Valdemar Volmar Skärtorsdagen 第 16週 第 25635 日

 

復活祭直前の木曜日を日本語では「聖木曜日」といふが、スウェーデン語では ’Skärtorsdagen’ といふ。イエス・キリストが十字架にかかる前の最後の晩餐を記念する日である。ヨーロッパの教会の暦の歴史の中で、毎年の復活祭をいつにするかについては過去に難しいこともあった様に聞いてゐるが、グレゴリオ暦になってからは問題がないのではないかと思ふ。それでも、「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と決められてゐる。今年の春分は日本時間では3月21日、スウェーデン時間では3月20日であった。満月はどちらの時間でも3月21日であった。春分と満月が同じ日に来て、わづかに春分の方が早かったから、その判定で行けば3月24日が復活祭となるべきではなかったかとも思はれるが、春分の日と満月の日が同じ日であった場合は、どうも満月を一回待つ様である。次の満月はスウェーデン時間では4月19日、日本時間では4月20日であるので、その次の日曜日といへば4月21日である。斯様なわけで、今年の復活祭は例年に比べると遅かった気もする。春は日本に行ってゐることが多いので、復活祭をスウェーデンで祝ふことは稀なのだが、今年は久しぶりにスウェーデンで復活祭を迎へた。地上に花が咲き始め、鳥も歌ふこの季節にスウェーデンに居られるのはありがたいことである。

 

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朝晩は寒くても、日中に日が当たると暖かく、花も咲き始める。Backsippa