人をほめるのがうまい国

水 旧暦 1月18日 赤口 甲子 七赤金星 Lage V9 23395日目

スウェーデンに来て最初の頃の印象として、人をほめるのがうまい国だなと感じた思い出がある。ちょっとしたことでも上手に人をほめるのである。あの頃に比べるとこの頃は忙しいせいか、あまり人をほめあうことが少ないように思う。人はほめられればうれしいものだし、またやる気が出るものである。でも、日本ではあまりお互いにほめあうことは少ないと思う。ほめあうことが習慣化していない環境で、自分だけが誰かをほめそやすと、言い方によっては皮肉を言っているのかしらと疑われる恐れもあるから、ほめることに慎重であるのかもわからない。年長者と年少者がいたら、まずは年長者が年少者をほめてリードしてやるのが自然だろうと思う。そういう意味では僕は会社では十分年長者であるのに、人をあまりほめてあげないからいけないと思う。言葉ができないせいもある。でも、今日はひとつだけできたことがある。ちょっと頼みごとをしにその人の部屋へ行ったら、電話中であったので自分の席に戻った。するとまもなく彼女からメールが来て、「さっきのご用事をやっておいてあげたわよ。」それで僕は返事を書いた。「どうして僕のやって欲しいことが分かったのかな。それを第6感と言うんだろうか。」これって本人はやっぱりほめ言葉のつもりで書いたのである。また返事が来たがこういうことでもあると仕事も楽しい。