日本人も犠牲に

月 旧暦 12月10日 先負 丁亥 六白金星 Agnes Agneta V4 23358日目

やっぱり、、、という感じで、日本人7人の死亡が確認された。みんなきっとまだ若いのだろうな、と思う。小さい子のお父さんもいるかもしれない。会社のロゴ入りのヘルメットを被っていたであろう企業戦士は本当の戦士になってしまった。今から60年以上前に日本が戦争していた頃は、人の命は随分安く見積もられていた。その反動ということもあって、戦後は人の命が極端に大事なものにみなされた。それがあまりに極端であったものだから、僕は内心で少し辟易する場合もあった。誤解を避けるために言っておけば、どんな場合にもまず人命を第一に考えよう、という考えに異存をはさむつもりは毛頭無い。だが、周囲がそういう暖かい価値観で見てくれる国は日本だけであることを知るべきだろうとも思う。懐に入った窮鳥に情けをかけることを忘れてはいけないが、己が窮鳥となった時に周りが情けをかけてくれることはまず無いと知るべきである。グローバル化とは要するに自分のこれまで持っていた価値観がそのままで周囲に期待できなくなる現象だと思う。しかし、それだけのことを知らしめるためにおきた事件であるとすれば、あまりに代償が大きい。そしてそれだけのことを知ったとしても、どんな対策が考えられると言うのだろうか。