中央高速トンネル事故

水 旧暦 10月22日 先勝 庚子 六白金星 Sven V49 23311日目

数日前、中央高速道路笹子トンネルで悲惨な事故があった。どういう偶然というものか、たまたまそこを通りかかり、犠牲になった9名の方々は何ともお気の毒としか言いようが無い。天井崩落の原因はこれから詳しく報告されるであろうが、つり金具を固定するボルトの経年疲労による破損が疑われている。福島の原子力事故で日本中の原子炉を運転停止に追い込むような国であるから、これだけの事故を起こした以上、日本中の高速道路のトンネルはことごとく閉鎖されるんじゃないかと思ったが、どうもそのような動きは無いようである。しかし誰でも自動車でトンネルを抜ける時はひやひやする思いではないかと思う。それにしても、と僕は思う。天井板が必要なことは分かるが、何故あんなに重いコンクリートの材質でないといけないのだろう。頑丈なボルトをもってしても何十年もあんなに重いものを吊っていたらそれは疲労するだろうと思う。天井板をもっと軽量材質で出来ないのだろうかと、素人としては思ってしまう。日本の高度経済成長のシンボルのひとつでもあった高速道路でのトラブルである。原子炉でポロリ、トンネルでポロリ。この事故は技術立国日本の凋落を象徴する意味でも歴史的に語られることになるだろうと思う。