消費増税法案の成立

火 旧暦 5月7日 大安 戊午 四緑木星 Rakel Lea V26 23149日目

世の中を騒がせた消費増税法案は今日、衆議院で可決された。この後、参議院でも可決されると、いよいよ日本も高福祉高負担の国へ向かうのだろうと思う。2年後の4月から8%、3年後の10月から10%の消費税ということになるらしい。ついさっきスーパーで買ってきた日替わり弁当398円は、8%だと410円、10%だと418円になる。税金込の価格で下2桁の数字が98円で終わる商品は多いが、それらはそのままの原価を維持すると税込み価格は百の位が繰り上がることになる。消費者の心理として、398円と410円では実際以上に大きな開きがあるように感じてしまうものだから、税金が上がった後も、売る側は下2桁98円を目指した原価設定の商品開発をするのではないかということも考えられる。ちなみにスウェーデンの消費税は多くの製品に対して25%が課せられている。それに比べれば10%はまだ低いとも言えるが、そう単純に比較してもいけないような気もする。税金が高いという理由だけで人々は不平をならすものではない。それに見合うだけの社会の安定と安全と繁栄が約束されるならば、多くの人は増税もやむを得ないと考えるのではないかと思う。それだけの信頼するに足る社会であるかどうかが問われるのであろうと思う。民主党の分裂はちょっと気になるところである。方針が基本的なところで異なるのであれば、同じ政党に所属する意味はない。かくして一党が分裂すると、また勢力争いに落ちるだけの話である。民主主義であるからむろん色々な意見があって良いのであるが、勢力をけん制するためだけに別な意見を担ぎ出して、表向きには国民のために、というポーズをとるのは良くないと思う。