星降る夜に思うこと

金 旧暦9月25日 先負 己酉 三碧木星 Ursla Yrsa V42 22899日

この週末にはドイツの星(人工衛星)が地球に落下して、大気圏突入時の摩擦熱で燃え尽きずに地上に金属片が降る恐れがあるという。大部分は海に落ちるのであろうが、人の住む里に落ちることが全くないとは断言できまい。この間も他の人工衛星が地球に落ちたし、小松ではジェット戦闘機から燃料タンクの破片が降った。空から雨・雪・霰以外にいろいろなものが落ちてくる時代になった。まさか福島原子力発電所の上に落ちることはないだろうねと思ったりする。福島は日本の弱点になった。この半年は日本では放射能に悩まされた半年であったが、それでも発電所の外に漏れてしまった放射性物質の量と、発電所内にとどまっている放射能の量を比較したら、もう断然圧倒的に後者の方が多いだろうと思う。このまま守り切れば、レベル7の事故を起こしながら、ひとりの死者も出さず、放射能の影響による奇形児の発生などを防ぐという実績を時間をかけて作りつつあるのではないかと思う。しかし、福島は傷ついた設備であるので、テロに狙われやすい。そこが心配だ。これから先、絶対にこれ以上放射能を漏らさないように万全の対策をとらねばなるまい。そのためには防衛力の強化をはかることもやむを得ないと思う。