鳥渡る 季節は今や 冬なれど

火 旧暦 11月5日 先負 乙丑 二黒土星 Gottfrid V51 24405日目

「鳥渡る」と言へば秋の季語であるが、今日は12月も半ばと言ふのに鳥が渡るのを見た。ここは北欧であるのに辺りには雪もなく、今年はホワイトクリスマスにはならないかもしれない。やはり温暖化は進んでゐるのだろう。パリ協定では評価されるレベルの合意があった様であるが、先進国も途上国もこれからどれだけ目標を達せられるかは分からない。単に気温が高くなるだけならあまり心配することもないかもしれないが、怖いのは温室効果が気候変動をもたらす事である。干ばつや洪水で人類の行く先には大飢饉が待ってゐるかもしれない。地球に安定した温暖な時期が訪れたのはせいぜい最近の1万年ほどの事であると言ふ。より悠久の地球の歴史から見ればほんの束の間の安定期であった。だとすれば、二酸化炭素温室効果とは無関係に気候は変動するものかもしれない。人工知能が発達してこれからは仕事も生活も大きく変はると予想されるが、その人工知能の力で文明を守ってもらへないものか。