言葉の移り変わり

木 旧暦7月26日 友引 壬子 六白金星 Lovisa Louise V34 22842日目

係り結びの法則は古文には現れるが、現代日本語では姿を消している。言葉は年を経るにつけ、簡便なものになる傾向があるようである。僕らの世代より父母の世代の方が一般に国語の力のレベルが高かったような気がするし、祖父母の世代はさらに高かったような気がする。ずっと時代をさかのぼると、言葉はますます難しいものになるのではないかと思う。すると、言葉はどのようにして生まれてきたのかな。ある時突然に高度な言語が生まれるものではないと思うから、簡単な単語から始まって次第に洗練されていく時代もきっとあっただろう。日本語の場合、平安時代くらいに頂点に達して、以下、簡素化に転じたかなと思う。一度、簡素化が始まると決して途中から洗練化の方向に転ずることはないような気がする。印刷の文明が発達するほど簡便化が進むというのも皮肉な気がする。