宇宙の果て

木 旧暦7月12日 赤口 戊戌 二黒土星 Susanna V32 22828日目

人間にとって地球は大きな星であるが、宇宙の彼方から地球を眺めたらどうなるだろう。漆黒の闇にぽっかりと浮かぶ青い星として写された地球の写真は、現代に生きる僕らにはおなじみである。でも、太陽の周りを回っている様子が全体として俯瞰されるあたりまでうんと離れてみることができるとしたら、どうだろう。地球はもはや点になってしまう。太陽をソフトボールの大きさに見たてると、地球は米粒ほどの大きさしかなく、小学校の校庭の真ん中に置かれたソフトボールを中心にして、グランドの周囲を米粒が回っているような感じになるのであると何かの本で読んだことがある。もっとどんどん宇宙の彼方に出て太陽系を眺めたらどうなるだろう。宇宙は広がりつつあると学者たちは言うが、宇宙の果てがどのようであるのか、僕にはやっぱり分からない。子供の頃に抱いた疑問は今でもそのままである。その米粒のような地球の中に、地震があったり、津波があったり、人間が悲しんだりしている。