昭和の思い出

水 旧暦 3月4日 赤口 辛卯 七赤金星 Vilhelm, William V14 22700日目

平成という御代を生きて、今年は23年目になる。昭和の歴史や戦争の長さなどを実時間で追体験するために、時々、年号の平成を昭和に読み換えて、今年はどんな時代であったかなを思い、昭和という時代を想像の中に振り返ることがある。それで行くと昭和23年はどんな年であっただろうか。戦争は終わったけれど、人々は皆、まだ貧しい中にあった。物資の乏しい中で戦後の復興に日本中の皆が懸命に努力をしていた時代であった。そんな中に6月28日夕方、福井で地震が起きた。福井では漸く立ち直りかかった戦後の復興の努力がすべて水泡に帰して、また人々はゼロから出直さなければならなかった。実はこの時、僕はまだ生まれていない。母の胎内にあった。母は家の下敷きになって、かろうじて近所の人に助け出されたそうである。よく助けてもらえたと、今でも僕は運命の力に感謝している。そして授かった命を大事にしている。今年、平成23年は、東日本で地震津波の大災害の年になった。昭和の場合はそれから約15年で高度経済成長時代に入っている。平成の場合も、回復に時間はかかるであろうが、人間の生きる喜びを分かち合えるような、節度ある経済の成長が実現するように皆で力を合わせて行きたいと思う。