尖閣諸島の漁船衝突事件

月 旧暦 8月13日 友引 癸酉 三碧木星 敬老の日 秋彼岸入 Elise, Lisa V38 22504日目

11日に東シナ海尖閣諸島付近で、中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突し、船長が逮捕されるという事件が起きた。その後、この事件はだんだん腫れ上がって来たようで、特に中国で反日感情が高まっている。そのニュースは遠いスウェーデンの新聞でもかなりの大きさで報じられて、日本は中国の動きをのんびりと過小視してはいないだろうかとさえ、思われるほどである。変なところでつばぜり合いをしないで欲しいと思う。新聞記事だけ見ていると、日本の海上保安庁が弱者である漁船を捕まえたような印象を受けるが、実際のところはどうだったのであろう。むしろ、漁船の方から挑戦的にぶつかって来た事も考えられるし、万事に穏やかな解決を好む日本の外交が逮捕にまで踏み切るというのは、漁船の側もかなりふてぶてしい態度だったのではないかとも予想される。だが、そういう主観的な見方は記事には現れない。結果として国際的には日本に不利に働く気がする。いずれにしても、子供の喧嘩のようなことは早くやめた方が良いと思う。日本はいつもよその国から妬まれていることを忘れてはいけない。たとい瑕疵は先方にあろうとも、こらえて黙認することも大事だ。何しろ相手は「韓信の股くぐり」という言葉を生んだ国なのである。