葉梨法務大臣の失言

2022-11-10 (木)(令和4年壬寅)<旧暦 10 月 17 日>(友引 丁卯 三碧木星) Mårtensafton Martin Martina 第 45 週 第 26938 日

 

日本から戻って来てもう2週間になろうかといふのに、なかなか、以前の日常ルーチンに戻ることができない。毎日更新することを目標としてゐるこのブログも、3日も休んでしまった。緊張の糸がいったん途切れると、その修復は難しいものだと実感した。

ところで、今日のニュースに、葉梨法務大臣の失言問題が報じられた。朝日新聞の記事から引用すると、葉梨法務大臣は9日夜のある会合で、「だいたい法務大臣というのは、朝、死刑のはんこを押して、それで、昼のニュースのトップになるのはそういう時だけという地味な役職なんですが、今回はなぜかこう、旧統一教会の問題に抱きつかれてしまいました」と発言したといふ。僕は大概の失言問題は大目に見て良いのではないかといふ、割といい加減な人間なのだが、今回のこの発言に対してだけは、腹の底から怒りが込み上げた。普段怒らない人間を怒らせると、その怒りは激しいものになる。大臣は失言しないように気を引き締めて、といふ人もあるが、たといどんなに気が緩んだ状態であったにせよ、根幹にこんな発想があり、こんな発言が漏らされること自体が本当に激しい驚きであった。気を引き締めて隠せるような発言とは異次元のものである。根本が間違ってゐるのだ。即辞任してほしい。岸田首相は続投させる方針といふが、このように質の低い人間を続投させるといふなら、岸田首相も辞任してほしい。これほどまでにレベルの下がった日本の中枢の状況は、本当に恥ずかしいと思ふ。

晩秋に青空を見るのは少ない気がする。7日は立冬であった。