パックマンの30年

土 旧暦 4月9日 赤口 壬申 三碧木星 Hemming Henning pingstafton V20 22383日目

パックマンがこの世に登場して今日でもう30年になるとか。グーグルなどは検索ページにロゴをあしらえたゲームを提供した。これは48時間の限定であるらしいが、僕も早速やってみたら、あまりにもたくさんの人がアクセスするせいであろうか、のろくなることがあった。世にパックマンが登場した頃は僕もまだ若かった。残業してもまだ疲れない年代であった。仕事を抜けて夕食を食べに喫茶店に入るとゲーム机がいくつかあって、そこに席を取ってよくパックマンをした。ゲームセンターが出来たのはもっと後のことである。喫茶店には他のゲームもあったが、パックマンはシンプルでよく出来たゲームであると思った。今の時代に喫茶店からゲーム机が消えたのは何故だろう。人々はみなゲームを卒業して、喫茶店では日本経済新聞か英字新聞ばかりを読むようになったからだろうか。それにしても、この30年の変化は大きい。マイクロコンピュータが登場した当時は、8080だの、Z80だの、MC6800だの、レジスタ構成はどうなっていてアドレス指定方式にはどんな違いがあるとか、時代の最先端を知りたくてそれなりに僕も勉強したつもりであるが、あっという間にプロセッサーアーキテクチャが進化して、それは到底自分が理解できるような世界ではないことに気づくのに長い時間はかからなかった。パックマンはそういう時代のある意味で象徴的なゲームである。シンプルなゲームはいつまでも残ることだろう。