夏はつとめて

金 旧暦 4月8日 大安 辛未 二黒土星 小満 上弦 Konstantin Conny V20 22382日目

春はあけぼの、夏は夜、と昔の本にあるが、あれはやはり日本の歳時記である。夏、暑い日差しが落ちて夕方ようやく涼しくなって、浴衣を着て、満天の星を仰ぐ美しさはやはり日本のものである。スウェーデンでは夏の夜は空が薄明るいために星の美しさが感じられるのは秋になる。スウェーデンにも四季があるが、ある季節においてはある時間が美しいという感じ方は無いと思う。それでもそこを強いてあてはめようとすると、スウェーデンの夏はいつの時間が美しいだろうか。やはり早朝かなと思う。静まり返った森に朝の光が差し、小鳥のさえずりだけが聞こえる時間が一番美しいかなと思う。でもこれはひどく個人的な意見であるので、独断でものを言うのではなく、何人かの人にアンケート調査をして、四季のそれぞれで美しい時間を決める必要がある。嫌だな、また老後の仕事がひとつ増えてしまった。