小ドライブ

土 旧暦 2月19日 友引 癸未 八白土星 Ferdinand Nanna Påskafton V13 22334日目

スウェーデンに住んで何年にもなるが、復活祭の季節は日本にいる年の方が多かった。復活祭は3月である場合が多く、その季節は仕事の仕上げのために日本に行かねばならないことが多かったからである。同居人とまだ小さかった娘とは父の不在の復活祭を過ごすことが多く、そんな時は、Oxelösund の海を見に行ったりしたものだと同居人が言うので、じゃあ今日はそこへ行ってみようかと言って一緒に出かけた。新車を運転して高速道路にものってみた。なかなか調子が良いが、ハイブリッド車といってもビックリするほど燃費が良いわけではない。これまで乗っていた車もマニュアルトランスミッションだけあって、今から思うとなかなか燃費が良かったのである。ただ、新しい車には、「そんな運転をすると100km走るのに何リットル要りますよ」、というような表示が出るので、これを抑えようという目標をたてて運転する。すると、それほど無理な加速をした自覚はないのに燃料をパーッと消費する様子が表示されて、なかなか経済的運転技術の勉強になることが分かった。町にも寄ってみたのであるが、人がたくさん出ていた。驚いたことに、お店も開いているのである。スウェーデンに来てすぐの頃、復活祭にはスーパーマーケットさえ数日間閉店になることを知らずにいて困った思い出もあるが、あの頃、町はシンと静かで、復活祭の趣があった。あの時代の緩やかさが懐かしい。どこもかしこもグローバル化した経済中心の世界に心の落ち着く場所はあるだろうか。