いつか会社を辞める日は

木 旧暦 9月26日 仏滅 辛酉 九紫火星 Konrad Kurt V46 22192日目

なるべく毎日書くようにしているブログであるが、毎日続けるのは根気が要る。無理に書く結果、自分で読み返すと恥ずかしいことも多く、もう書くのはやめようと何度思ったか分からぬ。それでこの頃は、書いても決して読み返さぬことにしている。過去を振り向かないで前を向いて生きよう。が、前を向くと、僕の会社生活も後何年かでおしまいである。その後の生活へスムーズに軟着陸するための予備的な補助線を引くために始めたブログであるが、これからどのように会社生活から次第に離脱していくかむつかしいものがある。若い頃は、何とか会社の役に立つ人間になりたいと、そればかり思っていた。が、これからは役に立たない人間を目指さねばならない。役に立つ人間がエンジン全開のまま、引継ぎもろくにせずにいきなり会社を辞めたら、きっと会社は困るだろう。出力を下げて役に立たない人間になってからおもむろに会社を辞めるのが徳ある人の会社の辞め方である。でも、よく考えれば既に十分役に立たない人間になっているから、そんなことは取り越し苦労であるか。思えば幼稚園の頃は小学生に憧れた。小学生になれば中学生に、中学生になれば高校生に、以下、いちいち数え上げる煩を避けるなら、いつも人生の次のステップに憧れた。いまや、定年も近い年齢になった。となれば、当然隠居が我が憧れとなる。コタツにあたってお茶を飲む。知らぬ間に鼻ちょうちんを膨らませてうたた寝する。そんな暮らし、やっぱり憧れです。