Oskarshamn 2号機

日 旧暦 5月22日 友引 庚寅 三碧木星 Håkan Hakon 1e. tref. V24 22040日目

新聞によると、スウェーデンの Oskarshamn 原子力発電所 2号機は、2011年に出力を上昇することを決めた。現行の 627MW を何と 845MW に増やすと言う。実に 30% を超える出力増加である。世界のあちこちで原子力発電の出力増加の試みがなされているが、30%増加とはまた破格に大きい。きわどいのではないかと心配になる。これまで時速60kmで走行していた自動車が明日から時速85km出すようなものである。急ブレーキをかけることだってある。スウェーデン原子力発電を2010年までにやめましょうという方針でずっと走ってきたのであるが、やめることはできないと分かって、蓋を開けてみると、今度は出力を増加させるという方向に転じた。古い発電所の出力をむやみに上げようとするよりも、新しい発電所を建設した方がよほど安全では無いかと思うのであるが、新発電所の建設はそれほど容易ではないらしい。