iPhone の日本上陸

金 旧暦6月9日 友引 壬子 六白金星 Eleonora Ellinor V28 21703日目

ついにAppleのあの iPhone が日本に上陸し、テレビや新聞で大きく報道された。その報道自体が、僕に言わせれば、大きな宣伝効果をあげている。公正であるべき報道が結果として宣伝効果を持ってしまうと言うことも、この時代の特徴かも知れない。僕が早まって携帯電話を買い換えてからまだ三月経っていない。あの時、いつまで待てば iPhone が日本で売り出されるのかが分からなかったので待ちきれずに買い換えてしまったが、そんなに発売日がすぐそこに迫っていたのならもう少し待てば良かったのではないかという後悔もある。けれども、今持っている機種に対する不満は、使ってみて初めて分かった不満であるから、あれはあれで仕方が無かったと思うしかない。自分の気持ちを整理するために、今持っている機種の良い点と悪い点を書いてみる。今持っている機種の最大の不満は、携帯電話を外国で利用する時、ローミング料金がかかるので、パケット通信をしたい放題にしておくと、外国に行ってつまらない宣伝メールを受け取るたびに料金がかかる点である。二番目に不満であるのはGPSが日本国内でしか利用できない点である。国内専用GPSのどこがグローバルなんだろう。三番目に不満であるのは imode に移行する時の心理的な負担である。これらの不満を集約的に一語で表わすと、日本の携帯電話は日本国内で使うようにしか出来ていないという点である。たとえ外国に持って行って通話が出来ても、パケット通信なども含めて考えると、インターナショナルな仕様になっていないと思う。ただ、良かったと思う点もある。それはワンセグ対応機種であることと、電子マネー機能である。これらは多分、iPhone には無いと思う。僕はワンセグ対応機能を殆ど利用しない。テレビを携帯電話で見たいとは思わないからである。それでもワンセグが良いと思うのは、万一自分が災害にあってしまった時、情報収集の道具になるであろうという安心感があるからである。災害が起きた時にみんながいっせいに電話を使うと回線が混んで、思うように通話できないかもしれないが、テレビから情報が得られれば役に立つかもしれない。携帯電話の画面のサイズではもともと思うようにインターネットが出来ない、と僕は思う。だから常に小型のノートPCを持ち歩く。データ通信は電子計算機で行い、通話は携帯電話で行う、というすみ分けが僕の基本スタイルである。そう思えば、今ここで iPhone への移行に食指を動かすこともあるまい。音楽は好きであるが、携帯電話に音楽を載せて持ち歩きたいとまでは思わない。ゲームもさほど興味が無い。僕がiPhoneで一番知りたいと思うことは、外国へ持って行って使った時の通信料金がどんな風になるのか、という点だけである。それによっては iPhone への移行を検討しても良いが、あまりそういうことの検討に多くの時間とお金をかけたくも無い。