スマホと小学生

土 旧暦 7月18日 赤口 壬戌 五黄土星 Bartolomeus V34 23573日目

多くの人にとってスマホはもはや必需品とみなされる時代に入っている。僕はスマホを持っていないが、iPod touch を使っていて、それはスマホでできることは大抵できるものだから、スマホが必需品だという人の気持はよくわかる。ちなみに、iPod touch というのは、もともとは音楽再生用の携帯プレーヤーとして出発したのだと思うが、携帯電話がついていないだけで、iPhone 用のアプリはすべて使うことができる。携帯電話がついてない分だけ厚さも薄く、僕は非常に気に入っている。電話だって、もししようと思えば Skype のアプリなどを使ってできる。むろん、WiFiの届く範囲でなければならないけれども。ところで、スマホは今や小学生が使うらしく、一日中、スマホから離れない子もいるらしい。賛否両論はあるかもしれないが、小学生がスマホを使うことを積極的に奨励した方が良いのではないかと僕は思う。人間は何歳から電子計算機と付き合うべきかという課題に対して、長年僕は遅ければ遅いほど良いと思って来たが、あまりに技術革新が速く進むので、最近は考え方を修正せねばならぬと思いつつある。例えば、二宮尊徳の生きていた時代にもしもスマホがあったなら、彼の性格から推して、二宮尊徳は寸暇を惜しんでスマホを使っていたに違いない。最近はあまり見かけないけれども、昔は全国津々浦々の小学校に二宮尊徳銅像があった。今、あれを見直し、全国の小学校の校庭に復活させてはどうだろうか。ただし、薪の代わりにリュックを背負い、本の代わりにスマホを持たせた銅像にするのである。そうして、あらゆる小学生に、君たち、ゲームばかりやっていないでスマホを使ってこのように勉強するのだよと教えてはどうだろうか。