iPadが日本でも

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日本でも今月下旬からアップルのiPadが発売され、ソフトバンクが国内販売をすることになった。ドコモの回線を使って通信することは出来ないようである。人の多く集まるホットスポットなどでは直接無線LANを利用して通信できるが(Wi-Fiモデル)、それ以外の場所では3Gの携帯電話回線網に接続して利用することになる(Wi-Fi + 3Gモデル)。今持っている携帯電話のiモードは使いにくいし、家でも職場でも電子計算機を起動するには何分か時間がかかるから、iPadを持てば生活が変わるかも知れないなと思う。けれども、家と職場以外の一体どこでそれを使う状況があるのかなとも思う。スウェーデンにいる時は家と職場以外の場所といったら自転車に乗っている時間だけであるからそんな機械は不要である。トイレもお風呂も短いからそこでも使うことが無い。日本に行った場合はどうだろうか。ホテルではLANを無料で接続させてくれる。電車に乗った時は、その日の今までとこれからをあれこれ頭の中で整理するのに忙しくて、機械のスイッチを入れる気にならない。気の付いたことは紙と鉛筆で書き込んで、あとで寝る前に必要な部分だけを整理して機械に入力するのが一番効率が良い。結局、iPadを持っても生活が変わらない気がする。iPadには使い切れないほどたくさんのアプリケーションが用意されて、あれもこれもと消費者を魅了するが、情報を得る方向の機能ばかり強調されて、自分の頭に浮かんだことを如何に機械にメモするかという一番基本的なところが弱い。その点で言えば、シャープのネットウォーカーの方が最新のモデルでは手書き入力ができたり実用的である。同じことをiPadで出来るのだろうか。いくらネット上でiPadの機能を検索してもそういうことは書いてない。ネットウォーカーはiPadほど洗練されていない気もするが、その分だけ僕にはあっているかもしれない。いやいや、僕にはやはり、文庫本が1冊と、ボールペンと、手帳と、自分が書き込むための新潮文庫「マイブック」を1冊持ち歩くのが一番ふさわしい。