目薬と耳薬

2024-02-12 (月)(令和6年甲辰)<旧暦 1 月 3 日>(先負 丙午 七赤金星) Evelina Evy    第 7 週 第 27397 日

 

日本では日常の中によく見かけるがスウェーデンでは見かけないものに、目薬や耳かきがある。日本では水泳の後などに目薬をさしたりすることもあったが、さした薬は外へ流れ出るだけでなく身体の中にも染み入って行くから、あまり変なものを入れたくないといふ考へがあるのか、こちらの人で目薬を使ふ人を見たことがない。薬局にも目薬は見かけない。それで僕も目薬は使はなくなった。目薬などなくても何も困らないことに気づいた。また、日本では耳かきをよく見かけるが、こちらには耳かきといふものがない。僕は個人的に日本から持ってきたものを使ってゐる。こちらの人たちはどの様に耳のお掃除をするのか、僕は知らない。ただ、薬局に行くと、Revaxor といふスプレー状のオイルを売ってゐる。この頃僕は寝る前にこのオイルを1滴耳にさして休む様にしてゐる。すると、耳の奥の垢が溶け出して自然に耳の外へ出ていくのださうである。どれだけ効果があるかはわからない。日本にもあるのかもしれないが、僕はそんな薬をスウェーデンに来て始めて知った。スウェーデンの薬局では目薬を見かけなくて耳薬を見かけるといふのも面白い。

この場所を通過する時思ひだす歌:津の国の難波の春は夢なれや葦の枯葉に風わたるなり