令和6年能登半島地震

2024-02-05 (月)(令和6年甲辰)<旧暦 12 月 26 日>(先勝 己亥 九紫火星) Agata Agda    第 6 週 第 27390 日

 

能登半島の先端に立つと、同じ場所で海から昇る朝日と海に沈む夕陽の両方を見ることができるといふ。佐渡島を指差す様に突き出た能登半島日本海側でも特に日本海らしい場所の様に思ふ。そこが地震に見舞はれて何とも悲しい。海岸線が海に向かって隆起したと聞く。2mの地盤隆起もあったと云ふ。今にして地図を眺めると、あの指差す形はそのまま断層の分布と向きを示してゐる様にも見える。何でも逆断層(横から力がかかって一方の地層が盛り上がる断層)となってゐるらしい。東日本大震災の場合は、太平洋沖の日本海溝のところで、太平洋プレートがジワジワと沈み込むことで、地殻の歪んだエネルギーが飛び跳ねる様にして地震が起きたと理解してゐる。今回の能登半島地震も、あの東日本大震災によって与へられた刺激が間を置いて引き起こした地震ではあるまいか。専門家の話では能登半島の地下に流体が流れ込んだことが原因ではないかと云ふことである。流体とはすなはち水だらうか。なぜ水は移動したのだらう。さらに怖いのは日本列島の地下に脈打つあちこちのマグマ溜まりが刺激を受けて噴火に至ることはないかと云ふ心配だ。これからは火山噴火にも備へなければならないのではないか。火山灰が降り注ぐ場所では、目を痛めないようにゴーグルが必需品になると思ふ。コロナが流行した時、いっときマスクが品不足になった。万一の用心のために、普段からゴーグルを常備しておくのもひとつの対策かもしれない。

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