一月は行く、・・・

2024-01-07 (日)(令和6年甲辰)<旧暦 11 月 26 日>(赤口 庚午 七赤金星) August Augusta    第 1 週 第 27361 日

 

今年は元旦が月曜日であったから、今日でちょうど1週間が過ぎた。能登半島地震の被害は日毎に拡大してゐる。せっかく倒壊した建物から逃れたのに、行くあてもなく避難生活を余儀なくされ、その間にも命の危険が迫ってくる。暖かい部屋で過ごしてゐると、この寒空に被災した人々に申し訳ない気がする。

日本の暦では明日は成人の日で、明日まで長く正月休みを取る人もあるかしれない。学校ではまもなく3学期が始まるが、1月は残るところあと3週間、2月は日数が少なく、3月は卒業式などがあって勉強できるのは2週間ほどかと思ふ。「一月は行く、二月は逃げる、三月は去る」とか言はれるが、気持ちも急いて、こんなに短い間にいったいどれだけ勉強できるのかなと老人になった今は思ふ。子供の頃はそれなりに長い冬であったのだが、、、。勉強といふものは、ある目標を設定して、それが達成できる様に頑張るものかもしれないが、長い人生には目標のない勉強もあって良いのではないかと思ふ。掃除をするときに、部屋の大きさや状況を見定めて、これは20分くらいでできるなとか、つい予定を見積もってしまひがちだが、時を思はず、ただ心をこめて掃除をして、気がついたらいつか掃除が終はってゐたといふ風なやり方だってあるはずだ。何ごとも予定を決めて、客先に説明し安心していただいて、それから仕事にかからねばビジネスにならないところが現代の悲しいところであるが、将来、時を思はず心をこめる仕事のやり方がビジネスモデルになることはありうるだらうか。怠ける人、ずるい人などたくさんあって、結局無理かなと思ふ。だが、いつまでにといふ時間を気にせぬやり方もあることは忘れないでゐたいものだ。

外は寒いので、日がな家の中で過ごした。