人災と天災

2023-05-02 (火)(令和5年癸卯)<旧暦 3 月 13 日>(先負 庚申 九紫火星) Filip Filippa  第 18 週 第 27111 日

 

人は時々、「あの事故は人間のミスであって、防げたはずだ。あれは人災だ。」といふ。しかし、その時その人間がミスをする様に、目には見えない作用が及んだといふことはないだらうか。なぜ、その人はその時その場にゐたのか。そんな風に考へると、あらゆる災害は天災である、といふこともできる。「何かの事件が起きた時、それは人災だ」と人間が言ふとしたら、それは人間の傲慢かもしれない。因果応報の理が如何に巡るかは人間には分からない。分からないけど、それは確かにあるのだと思ふ。あらゆる苦しみの原因は結局自分の中にあるのではないかと僕は思ふ。

昨日、Stockholm で桜の開花を見た。北国の遅い春。