大相撲十一月場所

2022-11-26 (土)(令和4年壬寅)<旧暦 11 月 3 日>(先勝 癸未 五黄土星) Linus 第 47 週 第 26954 日

 

夕食の時間には、同居人と一緒に大相撲を見るようにしてゐる。今場所は横綱不在であったけれども、優勝争ひは白熱したものになった。王鵬や阿炎もしっかり頑張ってゐる。明日は千秋楽であるが、今日は結びの一番を終へても、明日の取組がすぐには発表されなかった。これも状況が白熱してゐることの現れかもしれない。力士にとって対戦相手は先々と決められるものではなく、戦況に応じて日々決められて行く過程が面白い。AI を利用した組み合はせの決定もありうると思ふのだが、きっと「それには及びません」と言はれさうな気がする。ついでに云へば、物言ひの協議も、AI の判定を参考にするアイデアも良いのではないかと僕は思ふのだが、こちらも「それには及びません」と言はれさうな気がする。伝統的な神事と現代の技術とが組み合はされば面白い気がするのだけれども。ところで、高安は12勝2敗で一番優勝に近い成績で、明日、千秋楽を迎へる。これまでも惜しいところで優勝を逃したことが何度かあったように記憶してゐる。いつだったか、仕切りで両手をついた時に、目前の砂上のチリに気付いて、それをつまんで払ったことがある。良い性格だと思ふ。今場所は優勝できるだらうか。明日の千秋楽が楽しみである。

寒空に梢を広げる木のシルエット。寂しい風景だが嫌ひではない。