コンピュータの憂ひ

2022-11-25 (金)(令和4年壬寅)<旧暦 11 月 2 日>(赤口 壬午 六白金星) Katarina Katja 第 47 週 第 26953 日

 

この頃の暮らしの中で、悩みのタネは自動車の他にもある。コンピュータである。自動車にせよ、コンピュータにせよ、近代文明の産物で、そんなもののために人生を悩むのもつまらない気がする。が、ともかくもコンピュータの憂ひについて書いてみる。自分用のコンピュータと同居人用のコンピュータはどちらも macOS であるが、今では随分古くなった。一番よく使ふソフトは Numbers と Pages である。これらの最新のバージョンのソフトを取得しようとすると今の macOS では古すぎて取得できない。僕自身は古いバージョンのソフトを使っても一向に構はないのだが、ソフトが起動できない状況に陥ってしまふので更新せざるを得ない。それで今のコンピュータのOSのバージョンアップをまづは試みるのだが、2台のコンピュータはほぼ同じ時期に買ったにも関はらず、更新できるバージョンが異なる。僕のコンピュータの方は macOS Big Sur 11.7.1 となった。同居人のコンピュータの方は macOS Catalina 10.15.7 となった(さらに新しいバージョンに更新せよとメッセージが出るがうまくいかない)。OSのバージョンを更新したことで、僕のコンピュータ上では新しい Numbers や Pages を使ふことができるようになったが、同居人のコンピュータ上ではできなくなってしまった。ハードウエアとしてもう古いものなので、買ひ換へれば問題は解決するのかもしれないが、若い時のようには決断できない。また、最新の OS に変はると現今のプリンター・スキャナーが使へなくなることもあり、こちらも買ひ直ししないといけない状況になるかもしれない。ソフトが次々に新しくなるのはやむを得ないにしても、たといハードは古くても、ソフトだけを入れ替へれば使へるような余地を残した社会であってほしいと思ふ。コンピュータがままにならないと、僕はひどく落ち込んでしまふのだ。

週末に降った雪はだいぶ溶けた。ヨーロッパの今年の冬は暖かい予報もある。それでもエネルギー供給はどうなるのやら。