一日が早く過ぎるのは気のせいではなかった?

2022-11-19 (土)(令和4年壬寅)<旧暦 10 月 26 日>(大安 丙子 三碧木星) Elisabet Lisbet 第 46 週 第 26947 日

 

最近、地球の回転が速くなったといふニュースを、地方紙 Södermanlands Nyheter の3日ほど前の記事で見た。2015年以降、地球の自転は加速の傾向が見られるのだといふ。遠い宇宙の星たちから届く電波信号を世界中の電波望遠鏡が捉へて、原子時計でその到着時間を計るようなことが書いてあった。地球は月の引力を受けるため潮の満干があって、そのせいで地球の自転は長い年月の間には次第に遅くなり、月は地球から少しづつ遠ざかるるものと、昔、教はったが、なぜ今急に地球が自転の速度をあげたのかはよくわからないらしい。もしかすると、地球温暖化で北極の氷が溶け出して、それが、自転の速さに影響することもありうるとのこと。1967年に原子時計が導入されてから、1秒の長さは地球の自転周期から決められるのでなく、セシウム原子の発する電磁波の周期をもとに決められるようになった。けれども、両者の違ひが1秒以上になる場合はうるう秒を取り入れることが決められてゐる。1972年からこれまでに37秒のうるう秒の挿入があったといふ。でも、うるう秒の導入によって電子機器のプログラムが止まってしまふことがあるらしく、そのリスクをなくすために今後はうるう秒の導入をやめようといふ議論も聞いたことがある。もし、地球の回転が速くなり続けると、6-7年のうちには時間をジャンプさせるといふか、負のうるう秒を導入しなければならないこともありうる。負のうるう秒を導入すると、クロックに依存するソフトウエアは壊滅的になると予想する人もある。僕らは大変な時代に生きてゐるんだなと思ふ。

今日は雪になった。雪を見るとコタツが欲しい。スウェーデン人はなぜコタツを発明しなかったのだらう。