広島の日

2021-08-06 (金)(令和3年辛丑)<旧暦 6 月 28 日> (先負 丙戌 五黄土星) Alfons Inez    第 31 週 第 26473 日

 

広島に原爆が投下されてから76年が経った。日本のニュースに目を向けると、一方で東京オリンピックが開催されてゐるせいか、あるいはコロナ感染拡大防止のためか、76年前のこの日に起きた大惨事のことに落ち着いて思ひをいたすことが、次第に疎んじられて来てゐるような印象を受ける。首相が式典の挨拶の一部を読み飛ばしたニュースも見た。それは単なる間違ひであったろうと思ふし、あまり責める気持ちはないのだが、そのような間違ひが偶然に起きる陰には人知を超えた暗示が潜むかもしれない。これから先もこの日の記念は、次第に歴史の教科書の記述のような語り継ぎになっていくのだろうか。本当の苦しみにあった人には、過ぎた年月の長さなど関係なく、昨日のことのように新たな思ひ出として蘇るものであろうかと思ふ。核兵器は絶対悪であると思ふ。世界中の国々から、何とか核兵器を本気で廃絶できないものかと思ふ。

 

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やる気の出ない一日であったが、何とか散歩ができた。