スウェーデン語の難しいところ

2021-04-05 (月)(令和3年辛丑)<旧暦 2 月 24 日> (先勝 癸未 八白土星) Annandag påsk Irene Irja   第 14 週 第 26350 日

 

自分へのメモとして、スウェーデン語の勉強でどんなところが難しいかを思ひついたままに書く。Omni ekonomi といふネット上の新聞で、毎日、Morning brief といふメールマガジンが送られてくる。その日の主な経済ニュースを3つほど、ごく簡潔に知らせてくれる。これに目を通して、その大体の意味を読み取ることができる様にすることがひとつの目標である。先日はこんな記事があった。”Tesla levererade fler bilar än väntat i det första kvartalet.” この文を Google 翻訳にかけると「テスラは第1四半期に予想よりも多くの車を配達しました」と出た。この文で僕が難しいと感じるのは fler といふ単語だ。自分で書く時はつい flera と書いてしまひさうな気がする。実際、several cars を訳すると flera bilar となる。「予想よりも多くの」といふ風に比較級の感じを出す時は fler となり、単に「いくつかの」といふ時は flera を使ふのかもしれない。スウェーデン語にも一般形容詞には比較級、最上級があるが、flera は変則的な気がする。さう云へば flesta といふ言葉もある。形からはこれが最上級の様な印象があるが、「ほとんどの」といふ意味になる。”De flesta av sjuåringarna kan redan läsa.” は「7歳児のほとんどはもう字を読むことができる」といふ意味になるから、最上級といふ意味でもないと思ふが、気持ちとしてはわかる。「たくさんの」といふ 意味の många は、英語の many - more - most に対して många - mer - mest となるが、more people は mer människor よりもfler människor といふ方が自然かもしれない。The most of people は de flesta människor となるのが一般的かと思ふ。書いてゐるうちに少し分かりかけてきた。

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四月の雪。冷たい風が強く吹いた。午後にはほとんど消えた。