年末の風景

2020-12-30 (水)(令和2年庚子)<旧暦 11 月 16 日> (友引 丁未 八白土星)満月 Abel Set   第 53 週 第 26255 日

 

クリスマスとお正月の間の日々はスウェーデンでは mellandagarna と呼ばれる。「間の日々」みたいな意味である。日本では年末は慌ただしい感じがある。ここではクリスマスが過ぎれば、既に何かが改まり、年末の日々はもっと穏やかに過ぎる気がする。自分が日本人であるからかもしれない。「年越しそば」も「紅白歌合戦」ももない。今年は週末になったが、通常の年はここでは1月2日から普通に仕事が始まる。それでも年内は商店街などで歳末大売り出しの様なイベントがある。ただ、今年は感染症対策でそれもあまり売り上げは期待できないかなと思ふ。大晦日の夜には花火がよく上がる。こちらでは夏の夜には明るさが残り、それに比べて冬の夜は漆黒であるので、確かに花火は冬の夜の方がよく映えると思ふ。この国で花火を季語にするなら冬かなとも思ふ。プロフェッショナルな花火師による花火だけでなく、近所の子供達もパンパン上げて騒ぐのでうるさくて仕方がない。あのうるささには閉口する。犬たちも怖がる。日本の「紅白歌合戦」は今年はどの様になるのか知らないが、スウェーデン版の「行く年来る年」に近い Skansen からの行事の中継は、今年は閉園してゐるので、多分行はれないのだと思ふ。

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午後 町まで行った時、わづかの間、雲間より日が差した