今年のノーベル賞は?

2020-09-08 (火)(令和2年庚子)<旧暦 7 月 21 日> (先負 甲寅 四緑木星) Alma Hulda   第 37 週 第 26142 日

 

日本では厳しい残暑が続いてゐると聞くが、今はもう秋。あと3週間で赤い羽根の週間だし、ひと月もすればノーベル賞の発表だ。ノーベル賞は冬の季語、その発表は秋の季語にして良いのではないかと思ふ。今年は日本人が受賞するだろうか。コロナの影響で晩餐会の中止は決定してゐるが、受賞式は行はれる予定の様である。ノーベル賞を受賞するためのスウェーデンへの往復航空券はどんな風になってゐるのかなと思ふ。受賞者がマイルを貯めてゐるエアラインを選んで移動できるのかな。朝永振一郎博士はお風呂場で石鹸で足を滑らせて怪我をして授賞式にお出になることができなかった。エンリコ・フェルミノーベル賞受賞のためにイタリアを出国して、スウェーデンで受賞後、そのままアメリカへ渡った。ファシスト政権下での苦しい状況での受賞であった。スウェーデンへ来る時に一番利用されるのはスカンジナビア航空かなとも思ふ。北欧3国の代表的エアラインであるからだ。でも、コロナで経営が逼迫して、キャンセルになった飛行機の航空券払戻しを来年まで待ってくれと乗客に頼んでゐる様な話も聞いた。ANA では羽田空港ストックホルムを結ぶ便を予定してゐたのだが、あれは将来実現するのだろうか。航空会社は世界中どこも非常に苦しい状況だが、ノーベル賞がきっかけとなって、少しは人が移動する様な気風が起こればよいなと思ふ。

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秋の陽射しを受けて木々が風に揺れる。本当に平和な風景だ、もしコロナの憂さへ無かったなら。