大隅博士のストックホルム入り

水 旧暦 11月9日 先勝 癸亥 一白水星 大雪 上弦 Angela Angelika V49 24762 日目

ノーベル賞の授賞式は毎年12月10日と決まってゐて、それはアルフレッド・ノーベルの命日であるが、今年は土曜日になる。例年、当日はスウェーデンのテレビはほとんど一日中、その特集番組を流すが、早くも今日から、大隅博士の研究成果やインタビューなどがテレビの夜の番組で放送されてゐた。こちらに着かれてすぐなので、日本で準備されたビデオではないかと思ふ。日本人のノーベル生理学・医学賞受賞は利根川進博士が第1号で1987年のこと。丁度、僕がスウェーデンに移った年の出来事であったので覚えてゐる。それからはしばらく受賞者が無かったが、2012年に山中伸弥博士、2015年に大村智博士、2016年に大隅良典博士と続いた。日本の基礎研究のレベルもすごいものだと思ふが、研究成果が発表されてから受賞までには何年もかかるので、過去の研究がすごかったのだと言ふこと。将来的にも受賞者を輩出できるかどうかは、若い人たちの今の頑張りにかかってゐるのだと思ふ。