いつもと違った散歩

2020-11-05 (木)(令和2年庚子)<旧暦 9 月 20 日> (仏滅 壬子 九紫火星) Eugen Eugenia   第 45 週 第 26200 日

 

自動車のサービスを受けるためにディーラーの工場へ行った。ついでに冬タイヤへの交換もしてもらった。いつもはサービスを受ける間はレセプションのロビーで待つのだが、コロナに感染しない様に用心して、外へ出てその工場の近くを散歩することにした。スウェーデンでは先週あたりからものすごい勢ひで感染が広がってゐて、僕の住む Södermanland も今日、感染者急増の危険区域に指定された。工場の近くは閑静な住宅地になってゐた。いつもはその脇を自動車で通過するだけであるのだが、歩いてみるととても良い感じがした。見かけない男がブラついてゐるのを不審に思はれたか、通りがかりの自動車が近づいて止まった。「どこかの家を探してるのかい」と聞いてくれた。その聞き方には怪しいものを問ひただす様な雰囲気は微塵もなかったので安心した。「少し時間があって散歩してるんです」と答へた。すると「さうかい」と言って自動車は去った。それからはずれの教会の方へ歩いてみた。小高い丘になってゐて、そこを登ると広々とひらけた景色になった。その秋の風景は眺めて飽きないものであった。何もしないで佇み、ただ風景を見ることの楽しさを味はった。

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草を食む馬も見た