飛鳥水落遺跡(5月5日に更新)

土 旧暦 2 月 29 日 赤口 丙子 七赤金星 Tiburtius V15 25267 日目

4 月 7 日は朝から飛鳥を散歩することにした。ホテルから自動車で移動して、甘樫丘の東側まで行った。「あすか夢の楽市」と「明日香村埋蔵文化財展示室」が並んでゐて、その前はかなり広くなってゐたからそこに自動車を止めて後は歩いた。展示室では係の方からかなり丁寧に説明を受けた。そこからすぐに南へ行ったところに、飛鳥水落遺跡があった。僕は前にもこの辺りまで来たことがあったのだが、飛鳥水落遺跡を知らなかった。漏刻と言って、階段状の水槽の水位の変化から時刻を知るための設備がそこにあったらしい。遣唐使が持ち帰った新技術の導入で、建設に携はった当時の担当者はかなり得意であったのではないかと思ふ。そんな遺跡が1300年経った今も残ってゐることに驚きを禁じ得ない。飛鳥のこの辺りには時代を超えた日本の原風景が残ってゐて、のどかで、散歩すると優しい気持ちになる。