葛城一言主神社(5月5日に更新)

金 旧暦 2 月 28 日 大安 乙亥 六白金星 Artur Douglas V15 25266 日目

4 月 6 日の旅の続き。弘川寺を後にして、後は橿原市内のホテルへ向かふだけであったが、その途中で、金山古墳と葛城一言主神社に寄った。葛城一言主神社は「いちごんさん」といふ愛称で呼ばれる。雄略天皇葛城山に狩をされた時に、一言主大神が顕現されたといふ。櫻井満先生による万葉集の歌碑もあった。葛城山の東の麓に鎮座するのだが、交通が不便で、普段あまり参拝する人も少ないのではないかと変な心配をした。東京の有名な社寺では初詣などに参拝客がたくさん訪れ、賽銭箱には巨万の富が集まるといふ。ついには宮司とその兄弟をめぐって殺人事件まで起きた話も去年聞いたが、お金は誠に恐ろしいものだ。静かな境内で不謹慎なことを思ったかもしれない。ここまでが 4 月 6 日の旅の記録である。