台風19号の被害はさらに

2019-10-15 (火)(令和元年己亥)<旧暦 9 月 17 日>(先勝 乙酉 三碧木星)Hedvig Hillevi 第 42 週 第 25813 日

 

台風19号の被害はさらに拡大してゐる様である。まだ早い段階で「被害はまづまづに収まった」と言ってからすぐに撤回した政治家もあったが、やっぱりあの様な発言はまづかったと思ふ。今回は112県に相次いで特別警報が出た。その割には災害のすぐ隣に居ても、さほど脅威を感じないうちに台風が通り過ぎたと感じた人もあったかしれない。そんな人の、自分は災害を免れたといふ安堵感が漏らした言葉であるかの様に響く恐れがある。人間は目前に水が押し寄せて自分に直接危害が及ばない限りは、その危険のすぐ隣に居ても迫り来る危機を想像してみることができぬものかもしれない。再発防止と言っても、どんな手立てがあるのかなとも思ふ。例へば、高層ビルの地下電気室に浸水しない様にするのは難しいのではないかな。新幹線の車両基地を高台に移すとしたら、それは難事業ではないかなと思ふ。対策がなければまたいつか同じ損害を受けるかもしれない。課題として残った難問はたくさんある。

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家の前の白樺林の落ち葉