バッテリーの時代

2019-10-16 (水)(令和元年己亥)<旧暦 9 月 18 日>(友引 丙戌 二黒土星)Finn 第 42 週 第 25814 日

 

吉野彰氏のノーベル賞受賞を祝ふ気分は、台風19号による被災の大々的な新聞記事の陰で少し後退したかもしれない。でも12月10日の Stockholm での式典に向けてこれからまた盛り上がることを期待したい。受賞の理由はリチウムイオン電池の開発にあったといふことであるが、最近の電池の発達は本当にすごいと思ふ。スマホの電池などもさうだが、今から10年ほど前にこれからは電気自動車の時代だといふ話を聞いた時に、僕はさうかなと疑ったものだ。電気は基本的に蓄へることができないものといふ常識があるから、当時のバッテリーの能力で長距離をドライブすることなどできる筈がないと思ったのだ。でも、当たり前のことだが、実はその頃から専門家の間ではバッテリーの将来の開発や量産化が見えてゐたのだ。これから先もバッテリーはどれだけ発達するか分からない。飛行機さへも電気飛行機が検討される時代である。さうなると、鉄道も電気列車ができないか。それももしかすると開発されてゐるのかもしれないが、僕は状況を知らない。かつてのディーゼル車の様に、架線を必要としないバッテリー駆動の電気列車ができないものか。ローカルの単線でも使ふことができて、終着駅まできたら充電し、充電が完了したらまた折り返し運転を始めるなどしたら、かなりコストパーフォーマンスの良い鉄道ができるのではないかと思ふのだが。

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ちょっと久しぶりに町へ行く。Nyköping 川も秋が深まって。