病院で停電事故

2019-08-27 (火)(令和元年己亥)<旧暦 7 月 27 日>(先負 丙申 七赤金星) Rolf Raoul 第 35週 第 25765 日

 

先週の土曜日のお昼頃に町の病院で停電事故があった。この病院は改造工事中で、予定の作業中に起きた事故であるらしい。地方紙 Södermanlands Nyheter によると、遮断器がアークをなして火を吹き、煙が廊下に満ちて、全館停電になった。典型的な電気事故であり、遮断器の遮断容量が不足してゐたのではないかと思ふ。病院には非常用電源が用意されてゐて、少なくとも丸一日は電源を供給できる体勢であったけれども、その状況では役に立たず、全館が暗くなったままであった。5時間にわたって停電が続き、集中治療室の患者を他へ移すやら、臨月の妊婦を別の病院へ送るやら、ヘリコプターまで動員して大変な騒ぎであったらしい。福島の原発事故以来、電源喪失およびディーゼル発電機のバックアップ不能と聞くとギョッとしてしまふ。病院でも電源が喪失するとかなり厳しい状況になる。工事をする方も大変だし、病院の管理者も大変だと思ふ。結果的に大事にはならずにすんだ様であるが、事故から学ぶことはたくさんあると思った。

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Lasarett には1週間前に行ったばかり。