医療現場の人たちの犠牲が大きい

2020-07-14 (火)(令和2年庚子)<旧暦 5 月 24 日> (仏滅 戊午 六白金星) Folke H K H Kronprinsessans födelsedag 第 29 週 第 26086 日

 

地方紙 Södermanlands Nyheter に Stockholm 医師会会長 Johan Styrud 氏の話が載ってゐた。それによると、驚くべきことに、コロナパンデミックが始まってから5月中旬までにスウェーデンで医療に従事してゐる10,300人以上が covid-19 に感染したと出てゐた。重症化した人もあり、死亡した人もあるといふ。これまで、covid-19 の犠牲になるのは殆どが高齢者であると理解してきたが、実際にはたくさんの医療従事者が感染してゐたことになる。医療従事者の感染者が多ければ院内感染を引き起こす恐れもある。自らが感染してしまふリスクを引き受けながら仕事をこなすのは本当に大変であろうと思ふ。申し訳ない気持ちだ。日本では感染の第2波が始まりかけてゐる印象を受けるが、スウェーデンではまだ第1波が収束しつつある状況ではないかと思ふ。収束といっても、感染者の数は増え続けてゐる。が、重症化例や死亡者の数は少なくなって来てゐる。秋にかけて第2波が来ることは十分考えられる。むしろ、第2波を如何に乗り越えるかが難しいと思ふが、医療関係者がどの様に防御されるかは大きな課題であると思ふ。

f:id:sveski:20200715042621j:plain

「冬のために準備を始めなくても良いのかい?」と聞いてみる。