大和路 - 阿騎野・人麻呂公園

2019-03-27 (水)(平成31 年己亥)<旧暦 2 月 21 日>(仏滅 癸亥 三碧木星) Rudolf Ralf 第 13 週 第 25613 日

 

3月24日の旅の記録を続ける。宇陀市の大宇陀町には、阿騎野・人麻呂公園がある。このあたりは飛鳥時代に「阿騎野(あきの)」と呼ばれ、大和朝廷の狩場であったと伝へられてゐる。行ってみると、竪穴式住居があったり、馬に乗った柿本人麻呂像が建ってゐた。万葉集の歌に「東の野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月傾きぬ」といふ歌があるが、その歌が閃いた瞬間を絵にした様な彫刻である。人麻呂はちゃんと東を向いて建ってゐる。僕がまだ中学生であった頃に学校で習った歌であるが、この広い公園に立つと、何か郷愁の様なものを感じるのであった。

 

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柿本人麻呂