大和路 - 八咫烏神社

2019-03-25 (月)(平成31 年己亥)<旧暦 2 月 19 日>(友引 辛酉 一白水星) Marie bebådelsedag Våffeldagen 第 13 週 第 25611 日

 

3月24日、山部赤人の墓の後には、宇陀市にある八咫烏神社へ向かった。といふより、友達の案内で連れて行ってもらった。この神社の名前は「ヤタガラス」と読む。漢字で書かれたその名前は、見てゐるだけで、なんだか遠い古代の世界に誘はれる様な文字面をしてゐる。実際、神武東遷の折に、熊野の山中で停滞する一行を大和へと道案内した鳥が八咫烏であるといふ。神武天皇は高千穂を出発して、はるばると遠征して熊野まで来て、幾度も危ない目にあひつつも夢のお告げの八咫烏の助けを借りて、大和に入ることができた、そして、橿原神宮で即位された、といふことになってます。僕たちが神社に着くと、拝殿では朗々と祝詞があげられてゐた。しかもそれが、延々と長く続くのであった。そこへカメラを向けるのは不謹慎と思はれて、距離を置いて眺めた。拝殿には男の人たちが何名かをられた。観光客は僕らの他には誰も居なかった。祝詞の意味は理解もできないけれども、その様な場に居合はせることができたのも、ちょっと良い時間であったなと思ったことでした。

 

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八咫烏サッカー日本代表のエンブレムでもある