2019-03-09 (土)（（未定）1 年己亥）<旧暦 2 月 3 日>（仏滅 乙巳 三碧木星） Torbjörn Torleif 第10週 第 25595 日
スウェーデンには日本の様な温泉はないので、その点はさびしいのであるが、プールのシャワー室に並置されたサウナをよく利用する。今年に入ってプールに行く機会がグッと減ったが、泳いだ後にサウナで体を温めるのは誠に気持ちが良い。仕事をしてゐた頃はすぐに職場に戻らなければならないので利用できなかったが、今はゆっくりした時間をサウナで過ごすことができる。室内の暖炉に水を注ぐと、たちまちボリウム一杯の水蒸気となって沸き立って、室内の圧力が少し上がる。水蒸気は目には見えないのだが、その分子が室内を勢ひよく動き回る感じが、肌にブツブツと微粒子がぶつかって来て、痛いと感じるほど強いこともあることで分かる。あまり熱いお湯での入浴は避けた方が良いのと同じ様に、サウナも暑すぎない様に気をつけた方が良いのだらうが、他に誰も居ないと、僕は思ひきりたくさんの水を注いで部屋の温度をうんと熱くしてしまふ。温泉なき国のお風呂の楽しみである。
