家事をバカにしてはいけない

水 旧暦 2月1日 友引 庚寅 六白金星 新月 Torbjörn Torleif V10 24490 日目

女性が男性と対等にならうとする動きは40年前にも既にあって、その動きは今までずっと何年も続いて来た。にも拘らず、いつも同じことを主張する女性が後を絶たない。昨日は国際婦人デーであった。スウェーデンの新聞にも、同じ仕事をしてるのに女性の方が給料が安いことを訴えた記事があった。満員電車に揺られて出勤する女性は、家で子供を育てる女性より上等であると言ふ人は居ないと思ふが、女性は何故そんなに社会に出たがるのだろう? 家に居て家事をすることも立派な仕事であるし、そんな仕事の方が向いてゐる女性も多い筈なのに、そんな女性たちはあまり声をあげない。僕は仕事を辞めて家に居る様になってから、自分としては家事をする様になった。これは協力したいといふ気持ちよりはむしろ己の修行としてやってる面があるので、つまり勝手にやってゐるだけだ。どこまでやれば合格点かが家事にはない。これが会社の仕事と違ふ点である。食事も掃除も洗濯も端折る気になればいくらでも端折られる。でもさうすると見えないところで生活が荒んでくる。子供にも悪い影響を与へる。自分が生活する場所をきちんとすることは社会で仕事をするための大事な基本であると思ふ。僕は一億総活躍とかいふ現代の世相が、単に人々の生活の基盤を弱めるためにしか作用しない気がして、あまり信用を置かない。女性が社会に出るのに無碍に反対ではないが、家庭を守る人の不在には反対である。