ゴーンさん再逮捕

2018-12-05 (水)(平成 30 年戊戌)<旧暦 10 月 28 日>(先勝 辛未 八白土星) Sven 第49週 第 25501 日

 

ゴーンさんが再逮捕されて抑留期間が延びるニュースを見た。ゴーン・ショックを機に日本の役員報酬のあり方についてどうあるべきかを新聞記事で読むこともある。貧富の差があまりに拡大するのは良くないと思ふ一方で、もし超一流のスポーツ選手の年俸が普通のサラリーマンの年収と変はらなかったら選手は育たないだらうとも思ふ。余程の特別な能力を持つ人にはとびきり高い報酬が与へられても良いのではないかと僕は思ふ。日本といふ国はお上の裁きが強すぎるのではないかといふ気もする。太平洋戦争に突入してしまったのも、お上の裁きが強かったことと無縁ではない。世の中に完璧な人間なんて居ないから、もし誰かを罪に落としたい意図があるなら、どんな理由をつけてでも逮捕できてしまふ。実際、戦時中にはわづかの口実で留置所に入れられた人もあった。時代劇のドラマなど見ると、クライマックスのところで、「天に代はって成敗してくれる」といふセリフを聞くこともあるが、「おいおい、天はお前さんなんかに代はってくれとは言ってないぜ」と僕などは思ってしまふ。その様な伝統がある国だから、人をいとも簡単に拘置所に抑留する傾向があるのではないか。外国から見るとそれはやはり野蛮に見えるのではないかと思ふのだ。

 

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