災害と日本人

2019-02-15 (金)((未定)1 年己亥)<旧暦 1 月 11 日>(大安 癸未 八白土星)Sigfrid 第7週 第 25573 日

 

災害の起きた時の事ばかり書くのも気がひけるが、日本では災害が起きても、被災者が商店を略奪するとか、暴動を起こすことはない、被災地の住民たちは冷静で、他者との調和を保ちながら、礼儀さへも守ってゐる、とポジティブに評価されることがある。しかし、それは、その様な事が仮にあったとしても、まだ災害の恐ろしさが十分にわかってない段階での反応である。割と長い期間にわたって食糧が無いといふ状況に至れば、人は容易に暴動を起こすものだ。今はまださほどキャッシュレスが進んでないが、キャッシュレスが進んで、人が手元に現金を持たない時代が来れば、商店は簡単に略奪されてしまふのではないかとも思ふ。また、日本に外国人が増える傾向があるが、災害が起きると、普段は抑へられてゐた筈の外国人への偏見や差別が一挙に噴出してしまふ恐れもある。「災害が起きても日本人は特別だ」ともし思ふなら、それは今の内に考へを改めておいた方が良いと思ふ。

 

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