ゴーンさんはいま

2019-01-23 (水)((未定)1 年己亥)<旧暦 12 月 18 日>(大安 庚申 三碧木星) Frej Freja 第4週 第 25549 日

 

ゴーンさんは東京拘置所で毎日何をしてゐるかなと時々思ふ。ゴーンさんにシンパシーを寄せる人は少なく、いい気味だと思ふ人の方が圧倒的に多いのだらうと思ふ。ゴーンさんは名誉を回復したいと言ってゐるが、多くの人々から共感を得られない状況では名誉回復は難しいのではないかとも思ふ。勾留が長引くにつれてゴーンさんの立場は不利になっていく様な気もする。ゴーンさんは日産の経営を立て直すために昼夜を分かたず働き、自分を犠牲にしてでも目的を遂行した人だと思ふ。「人生の20年間を日産の復活に捧げた」といふ言葉にも嘘はないと思ふ。その点を僕は尊敬してゐる。だが、自分を犠牲にしてでも仕事に打ち込んだ人は、「あれだけ会社に貢献してきたんだもの、これくらいは当然許されますよ」と思ひ込む傾向があるのではないかと思ふ。そしてそのひとりよがりの「これくらい」がどんどん膨らむのにあまり時間はかからないのだと思ふ。これは、ゴーンさんに限らず、使命感に燃えて仕事に打ち込む人が陥りやすい公私混同の罠ではないかと僕は思ふ。仕事に取り組む時、使命感に燃えるのもほどほどにしておいた方が良い様な気もする。

 

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