日仏関係は悪くなるのか

2018-11-29 (木)(平成 30 年戊戌)<旧暦 10 月 22 日>(先勝 乙丑 二黒土星) Sune  第48週 第 25495 日

 

ゴーン会長逮捕の一件以来、日仏関係がギクシャクするのではないかと懸念する。一時的な問題かもしれないが、両国にとって良いことではない。日産や三菱自動車ルノーとの連合を維持する方針の様であるが、三社の関係はこれまでになく冷えただらうと思ふ。さらにこれは日産・三菱自動車だけの問題でなく、国同士の関係に微妙な影を落とすと思ふ。仏政府は日仏共同の次世代原子炉開発について計画を凍結すると発表した。これなど、ゴーン会長事件とは全く無関係なのだらうが、時期が時期であるだけに要らざる勘ぐりを抱いてしまふ。「もんじゅ」の廃炉を決めた日本にとって、次世代高速炉の開発はフランスを頼りとするところが大きいと聞いてゐたから、日本はこれから原子力分野でどう舵を切るかさらに難しくなった。ゴーン会長事件について言へば、正義は日本側にあるのかもしれないが、逮捕のやり方など、もう少し慎重な配慮がなされるべきではなかったかと思ふ。

 

f:id:sveski:20181130205556j:plain

冬になると枯葉を落とし、木々の間に住宅を望む