プラスチックゴミの問題

2018-11-08 (木)(平成 30 年戊戌)<旧暦 10 月 1 日>(仏滅 甲辰 二黒土星新月 Vendela  第45週 第 25474 日

 

プラスチックゴミが環境を破壊することが大きな社会問題になってゐる。プラスチックゴミは長年水の中を漂流するうちに微細化し、分解されないまま拡散して海が汚れ、海の生物からたくさんのプラスチック成分が検出されるといふ。それを人間が摂取した場合のリスクも懸念されてゐる。次第に海の幸も食べられなくなる時代が来るかもしれない。このことへの対策として、スーパーなどのレジ袋を有料化したり、プラスチック製ストローの使用をやめたりなど、色々と進んでゐる様であるが、とてもその程度では環境破壊を防ぐことはできないと思ふ。20世紀後半から河川や海の汚染には、カドミウム汚染、水銀汚染、赤潮環境ホルモン放射能汚染など色々な種類があった。人間はその都度、「大変だ」と言って対策を立てて来たのかもしれないが、今度はさらにプラスチック汚染が加はった。広大な海は今や広大なゴミ箱となってゐるのかもしれない。頼りとすべき地上にあるプラスチックゴミの処理場はどこも満杯らしく、ゴミを受け入れてくれるところが無いのも深刻な問題である。食品や日用品の包装の方法や回収方法など抜本的に見直さないといけないのでは無いかと思ふ。例へばお豆腐などはしっかりして体裁の良い専用容器で売るなど、これはゴミでは無いぞと消費者が自覚できる包装容器に置き換へて販売することなども検討すべきではないかと思ふ。今を生きる僕たちには、地震津波や火山噴火や風水害など、将来の暮らしを脅かす要素がたくさんあるが、それに加へて海が汚染されてゐると聞くと、暗い気持ちになる。自分にできる対策など何もないかもしれないが、普段の日常生活の中でゴミのポイ捨ては厳に慎まなければならないと思ふ。

 

f:id:sveski:20181109124609j:plain

森の中 素顔のクリスマスツリー