史の人たち(5月5日に更新)

月 旧暦 3 月 1 日 先負 戊寅 九紫火星 新月 Patrik Patricia V16 25269 日目

4月8日から4月16日までは病気で寝てゐて、ブログをお休みしたのであるが、その前の4月5日から4月7日に行った旅の記録を残したかったので、それを、この休載の日々のスペースを利用して、後から分散して書きこんだ次第。この時に一緒に行った旅の仲間は史(ふひと)の会と言って、かれこれ半世紀近く前からの友達である。もともと國學院大学の歴史の好きな人たちの集まりであったので、僕一人だけ、全然異分子であったのだが、ちょっとした偶然から仲間に入れてもらって現在に至ってゐる。僕はこの年になっても歴史の知識に乏しくて、ほうぼうで恥をかくのだが、大学で一応は工学部に身を置いた人間として、この方達との交友はまことにありがたい体験であった。特に僕は國學院大学二松學舍大学に対しては、憧れの様な尊敬の様な特別の眼差しを持ってゐて、いま、世の中では STEM 教育が脚光を浴びる雰囲気が強いが、国語教育こそはより重要な位置をしめるべきであると思ってゐる。僕は何も古典文学の勉強が大事だといふつもりはなくて、普段の生活で、自分の考へを的確に言葉で表現する訓練は誰にも必要ではないかと思ふ。僕をその様な考へに導いてくれたのは、この友達の影響に寄るところが大きい。そんな仲間たちと旅ができて楽しかった。